生産環境科
9月6日(火)、生産環境科の2年生が福島県農林相双事務所主催のフレッシュ農業ガイド講座に参加し、地域の農業法人を視察しました。
最初に見学した「株式会社根本園芸」の根本雄二さんはシクラメンにおいて2001年から5年連続を含む、合計9回の農林水産大臣賞(日本一)を受賞している日本トップクラスのシクラメン生産者です。高品質のシクラメンを栽培するために定期的な栄養診断による施肥管理や、LED防蛾灯を設置し農薬散布回数を減らす等、様々な工夫がされていることを学ぶことができました。
2件目の「株式会社相馬牧場」では、県内では生産の少ないヒツジの飼育施設の見学や本州に数台しかない580馬力のポストハーベスターを見せていただきました。相馬さんは牧草やヒツジの生産だけでなく、ポニーの生体販売や、養鶏、キッチンカーでの加工品の販売など、常に新しいことにチャレンジしており、農業の魅力について教えていただきました。
最後に見学した「ごろくファーム株式会社」では、最新の食味センサーが搭載されたコンバインや、収穫したもち米を切り餅に加工するための加工場を見学させていただき、6次化について学びを深めることができました。お土産としてキュウリやタマネギ等の野菜や、ごろくファームの切り餅をいただき、生徒たちは大変喜んでいました。
今回の視察を通して、地域農業への関心を深め、進路選択において農業法人等への就職や新規就農を考える契機になればと思います。




部活動・大会成績
9月3日(土)に南相馬市馬事公苑で開催されたホースマンシップ講習に、馬術部員4名と顧問2名で参加してきました。講師はヒロユキモチダホースマンシップ代表の持田裕之様で、午前中は馬の習性や行動を理解するための座学を受けました。「単なるやり方」を形で理解するのではなく「どのような理屈でそのようなやり方をしているのか、そうすることで馬はどう感じているのか」を理解して、普段から馬とコミュニケーションを図ることが重要だということを学ぶことができました。午後は実際に馬を用いたワークを行いました。リーディング(馬を引くこと)ひとつでも馬との関係性を高めることができ、普段からの馬との関わり方について考え直すきっかけとなりました。今回の講習で学んだことを活かし、人馬一体となり大会でも活躍できるよう、練習に励んでいきます!


8月31日(水)、食品科学科で課題研究の中間発表会が実施されました。本校の食品科学科では、3年生になると課題研究という授業があります。課題研究では、生徒一人一人が研究テーマをもち、実験内容を発表、卒業論文にまとめます。
今日の発表会では、福島大学の熊谷教授が来校され、専門的なアドバイスをしてくださいました。生徒たちも発表会に向けて、一生懸命に準備をしていました。今年の生徒たちの研究テーマは、SDGsや廃棄食材の活用、栄養価やヘルシーさに焦点を絞ったものなどが多かったです。
今回の発表会で、研究内容の課題が見つかったと思うので、来年の1月に実施される発表会に向けて、今まで以上に頑張って欲しいと思います。





熊谷先生からのアドバイス
1.目標を明確にする。
2.物事を数字で捉える。
3.自分をまとめていく。
この度、JA共済連福島様より農業実習で使用する機器を寄贈いただきました。農業の将来を担う人材育成に寄与するため、県内の農業関連学科のある県立高校6校に、農業教育に関する機材が寄贈されます。
本校では、農業用運搬車とスチームコンベクションオーブンを寄贈いただきました。これから寄贈いただきました機器を有効に活用し、さらに実習内容を充実させていきたいと思います。ありがとうございました。


8月27日(土)、南相馬市立図書館で原ノまつりが開催されました。原ノまつりは、鉄道開業150年記念としてJR東日本が主催するイベントで、相馬農業高校いちごパンチームも参加させていただきました。
当日は、ラクピスやトマトジュースなどの加工品をはじめ、たまねぎやミニ食パン、そして昨年度、JR原ノ町駅とネクサスファームおおくま、パルティールと共同で開発した「みんなだいすき、しあわせいちごパン」を販売しました。
天気は、あまりよくなかったですが、地域の皆様や図書館、駅の職員の皆様、本校の卒業生も販売会に来てくれました。販売物の中では、ミニ食パンといちごパンは大好評ですぐに完売してしまいました。
年内に実施する予定の販売会は、まだあるので、ぜひお買い求めください!!



農業クラブ
8月25~26日に岩木文化センター(弘前市)及び青森県立柏木農業高等学校で行われた第73回日本学校農業クラブ東北連盟大会に、本校からプロジェクト発表と平板測量のチームが参加しました。
プロジェクト発表 分野Ⅲ類「ヒューマンサービス」では、優秀賞となりました。東北各県の予選会を通過した農業高校生が出場し、レベルの高い大会となり、生徒たちにとって充実したよい経験となりました。10月下旬には、農業鑑定競技会の全国大会があるので、さらに学習に励んでいきたいです。








8月26日(金)、3年3組の総合実習でティラミスを製造しました。ティラミスは、イタリア発祥のデザート菓子で、「ティラミス」を日本語に訳すと「私を元気づけて」という意味になります。洋菓子専攻班の生徒は、ティラミスの三層構造をつくることに苦戦していたようですが、ティラミスを製造することができました。
3年の生徒は、課題研究中間発表会の準備、就職試験に提出する履歴書の作成、夏休みの宿題?などやらなければならいないことがたくさんあるようなので、ティラミスを食べて元気になってほしいです!!


